現地調査 Field Survey
2011年 4月: 2011年東北地方太平洋沖地震津波合同調査
2011年3月11日14:46(日本時間),三陸沖 130 km 付近において,マグニチュード 9.0 の巨大地震が発生しました. この地震により引き起こされた津波は,我が国の太平洋沿岸の広い範囲に来襲し,特に,東日本において,甚大な被害を発生させました.
被災地の復興計画や,今後の防災計画,また,他地域における津波防災の再検討に資することなどを目的として,多くの研究者や実務者が,北海道から沖縄県に至る広範囲において,津波に関する現地調査を実施しました.
2010年 5月: 2010年チリ・マウレ地震津波調査
2010年2月27日15:34(日本時間),チリ中部沿岸で,モーメント・マグニチュード 8.8 の地震が発生しました.
この地震に伴う津波は,太平洋を伝播して日本に来襲し,多大な漁業被害を及ぼしました.
遠地津波は,近地津波に比べて発生頻度が低く,今後の予報技術の高精度化と津波高分布や来襲メカニズムを明らかにすることを目的として,研究者や実務者が,日本の広域での現地調査を実施しました.
2009年 2月: 上甑島浦内湾に
おける潮位副振動被害調査
湾水振動は,時として,被害を発生させます.
2009年2月24日22:00頃〜26日に,九州北部から奄美地方の広範囲で,顕著な高潮位が発生しました. 長崎で潮位全振幅約1.57m(24日23:34)が,そして,枕崎で最高潮位約1.59m(25日7:55)が記録されました. このとき,潮位が比較的短時間で振動する「副振動」により,鹿児島県と熊本県において,船舶の転覆・沈没及び家屋の床上・床下浸水等の被害が発生しました.
なお,24〜25日には,前線が九州南岸付近に停滞し,25日3:00頃に,中心気圧約1,008hPaの低気圧が九州南部を東に進行しました.
本論文では,大きな漁船転覆被害の生じた鹿児島県薩摩川内市(さつませんだいし)上甑島(かみこしきじま)の浦内湾を対象として,2009年2月28日〜3月1日に実施した被害調査の結果をとりまとめました.
更に,2008年10月7日〜21日及び2009年3月1日〜15日に実施した現地観測並びに非線形浅水方程式系を基礎方程式系とする数値解析の結果に基づき,浦内湾の振動応答特性に関して調べました.
2007年12月: バングラデシュ水害緊急調査
2007年11月15日に,サイクロン Sidr がバングラデシュ南西部を襲いました.
土木学会は,高潮及び被害状況の緊急調査を実施しました.
その他の現地調査 etc.





沈埋トンネル建設現場と人工海浜・海浜緑地整備の進捗状況の視察







