教育目的
海洋土木工学プログラムは、海洋学と土木工学に関する専門教育を行って、海洋に関する深い理解、土木工学の知識と判断力および高い倫理観を有する技術者を育成することを目的とします。
海洋土木工学プログラムで取り扱う教育・研究の範囲は、通常の陸上および海岸の他に、着底型のような構造物の構築が可能な大陸棚以浅の海洋の領域での土木工学に関わる諸問題を対象としています。従って、海洋学、土木工学の基礎教育を行うことにより、海洋に関する深い理解、土木工学の知識と判断力および高い倫理観を有する人材を育成することを目的としています。
具体的には、最新の海洋開発技術を支える計画・設計・施工・管理に関する専門科目、その基礎となる工学基礎科目を学ぶことになります。それと同時に、周辺の自然環境の保全、地域の文化や景観との調和、自然災害の防止といった、社会が要請する間題を工学的視点から解決できるデザイン能力を養成します。現代社会の高度情報化、国際化といった動きを踏まえ、時代の要請に応えうる豊かな環境意識と高い倫理観を持った技術者を育成することを目指します。以下に海洋土木工学プログラムで育成しようとする技術者像を示します。
学習・教育到達目標
- [人類の幸福と福祉]
人類の幸福と福祉について考えることのできる能力の養成 - [持続的発展と調和]
エネルギーと環境、人間と社会の持続的な調和を考えることのできる能力の養成 - [コミュニケーション能力]
地域社会および国際社会においてコミュニケーションができる能力の養成 - [基礎学力]
数学や自然科学の基礎と工学基礎に関する知識を活用できる能力の養成 - [専門学力]
土木工学の基礎知識を工学的デザインに活かし、持続的な社会の発展に貢献できる能力の養成 - [海洋環境の開発と保全]
海洋環境の開発と保全について総合的判断ができる能力の養成 - [自主的な解決能力]
チームによる調査・討論・発表などを通じて、地域社会の課題を自主的に発見し、それを分析・解決できる能力の養成 - [継続的な学習能力]
卒業後も主体的に学習を継続できる能力の養成
